ウオップパラダイス: 12月 2011

2011年12月24日土曜日

年末


少しまとまった仕事が飛び込んでき
て、帰省しないですみそうだ。
こっちに居るほうが気楽で楽しいし
ね。
これで来年3月まで仕事が埋まった♪


で、ハッピーな気分で日吉の慶応
キャンパス内を散策。
寒風に吹かれて、気持ちいい。


学生の自主制作映画だろうか、撮影
をしていた。
がんばってね、と今日は余裕の気分。

2011年12月19日月曜日

警察沙汰


平日の昼前、イトーヨーカドーの
前の道を自転車で走ってたら、い
きなり前から来た女が携帯に目を
落としたまま横切ってきた。
際どくすれ違ってひやりとしたの
で、自転車をとめて「危ないな!
」と怒鳴りつけた。
と、びくりと肩をひくつかせた女
は振り向きざま「アンタ、なに言
ってんの!」と、食って掛かって
きやがった。


ここは歩行者優先なんだよ、自転車
の方が気をつけなきゃなんないんだ
よ! と、わめきだした。そんなこ
とはわかってる、それでも前も見ず、
いきなり曲がってきたら危ないじゃ
ないか! と当たり前のことを言っ
ても女は引きさがらず、近くの標識
を指して歩行者優先を勝ち誇ったよ
うに言いつのる。

女は40代ぐらいの化粧っけのない、
銀縁メガネ。
癇の強そうな顔を歪め、わめく。
なんとなく、いじわるで愛嬌のない
中学校教師のような風情。
そして女は、文句があるなら警察を
呼ぶと、携帯電話をかざした。
おう、はっきりさせようぜ、と自転
車を脇に停め、内心、シメタ、と思
った。

というのも、日頃の女どもの歩行マ
ナーの悪さに腹が立っており、その
鬱憤をはらすチャンスだと思ったの
だ。ことに携帯電話を見ながら歩行
は最大の迷惑なのでなおさらだ。
この機会に、警察にもハッキリ訴
えておこう!


ところが、女はギャーギャーわめく
ばかりで110番した様子がない。仮
に呼んだとしてもこっちも呼ぼうと
iPhone取り出して警察に電話すると、
女は何してんの? と怪訝に見てい
る。
いま、言いがかりつけられてもめて
いるので来てもらえますか、場所は
ヨーカドーとやるき茶屋の間の…、
とやりだしたら女の顔色が変わった。
そして、電柱の住所表示を読み伝え
てたら、突然、女が背を向け逃げ出
した。
あ、逃げた逃げた! と電話中継し
ながら女を追い、名前を聞き出し、
尚も逃げる女の上着をつかみ、引き
止めた。
きゃー、チカン、助けてー! と女
は困ったときの常套句を叫んで必死
で逃れようとする。
だいじょうぶ、待ってればいまお巡
りが来るから、と言って上着の袖を
つかんでいると、ぶつっと音がして
手に上着が残って女が地面に尻もち
をついた。女はすぐ起き上がり、早
足で逃げてゆく。
ん? この上着、どうするんだ?と、
歪んだ表情で時々振り返りながら逃
げ去る女を見送る。
しかし、そもそもあの女、なんで逃
げるんだ? 警察を呼ぶと言ったの
はじぶんなのに。
疑問の頭で立ち尽くしていると、や
がて警察官二人がやってきた。
長くなったので、つづきは次回に。


2011年12月4日日曜日

ダークナイト



川崎新町のホームで終電を待つ。

近くの銭湯に入り、駅をめざして
雨の中を歩く。
迷って見まわすと、高架下の暗が
りに作業服の人が立つ姿がぼんや
り見える。どうやら奥への出入り
を番している様子。
駅への道をたずねるとていねいに
教えてくれた。
そしてまた、暗がりのなかに沈ん
でいく。

あの人はひと晩中あそこに立って
いるんだろうか…。