ウオップパラダイス: 10月 2014

2014年10月14日火曜日

アメリカのデモクラシー


やった、読了しました!
『アメリカのデモクラシー』第一巻。

1831〜32年当時、アメリカを訪れた
フランスの政治思想家トクヴィルが
アメリカ社会を観察・分析し、近代
デモクラシーを論じている。

政治体制や法律論などを論じた部分
は難解に感じたものの、アメリカ国
家と人についての観察力・検証力、
その慧眼には驚くべきものがある。

「合衆国では、政治の横道に引き込
まれるのは望みの高くない人々であ
る。一般に才能に恵まれ、情熱に燃
える者は権力から遠ざかり、富を追
求する」
「民主政治の真の利点は、ときに主
張されるように万人の利益の保証に
あるのではなく、ただ最大多数の利
益を守るところにしかない」
「アメリカ人は、われわれが強欲と
名づけるものを称賛すべき勤勉と呼
び、われわれが欲望の節度とみなす
ものにある種の無気力を認める」
「アメリカ人以上に、人間性の法則
を尊重しつつ人間を破壊することは
とてもできまい」
「合衆国の住人は、仕事上のいかな
る格言にも決して囚われず、あらゆ
る職業的偏見から免れている。あら
ゆる特定の作業体系に執着すること
なく、新しいやり方より古いやり方
に引きつけられることもない。自ら
いかなる習慣をつくることもなけれ
ば、他国の習慣が精神に働きかけよ
うとしてもその力を簡単に振り払う。
なぜなら、自分の国は他のいかなる
国にも似ておらず、彼のおかれた状
況はまったく新しいと心得ているか
らである」

そうか、そうだったのか!
日頃感じているアメリカについての
思いを、まさに言い抜いてくれてい
る。
第2巻以降がまだあるものの、そい
つらは後回し。
アメリカに対する憧憬と強大な影響
力への恐れ。その理由を分析せんと、
つぎは『アメリカの反知性主義』に
挑む!









2014年10月5日日曜日

もうすぐ友だち


警戒心の強い黒猫。

餌で手なずけ、だいぶん仲良くなっ
てきたけど。

2014年10月1日水曜日

古書街


神保町の古書街。
数年ぶりに訪れ、立ち読み三昧。


本だ、本だ、本だ〜!





あ、後藤明生『挟み撃ち』が700円。



書店回りに疲れてひと休み。
購入した一冊をパラパラめくって
至福のとき。